カーテンの洗い方のバナー画像です。

カーテンは自宅で洗える?
カーテンの正しい洗い方やお手入れを徹底解説

カーテンはとても繊細なものなので、間違った方法で洗濯すると、生地が傷んだり、縮んだりするものです。

正しいお洗濯方法で、清潔なお部屋空間を目指してチャレンジしてみてください。

ドレープカーテンもレースカーテンも基本的には洗濯する手順は同じです。優しく洗濯が鉄則です。

目次

洗う頻度はドレープカーテンで年に1回、シアーカーテンで2回がおすすめ

洗濯時期は梅雨前や秋など湿度が低く、比較的晴れが続く時期をオススメします。乾燥がうまくできず生乾きになるとカビや臭いの原因になり、逆効果になる可能性があります 。

洗濯する時間帯は、最後の乾燥段階でカーテンレールに吊るすことをおすすめしますので、乾燥のタイミングで直射日光が当たらない時間帯をおすすめします。

洗濯表示を見て、洗濯できるかを確認

カーテンの洗濯表示ラベルは一般的にはカーテンの隅の上部か下部にあります。

もし見当たらない場合は、ご購入の店舗にお問合せいただくかメーカーにお問合せください。

家庭で洗濯できないもの

洗濯表示ラベルに洗濯不可のマークがあるものはお洗濯いただけません。

ウール素材の生地は型崩れやシワが発生するため家庭での洗濯はオススメしません。

また、繊細な装飾がされているものや、長年使って生地の傷みが激しいものはクリーニング店にご相談ください。

洗濯表示の一覧画像です。

汚れポイントやカビなどリサーチ!ついでにホコリも落とそう。

まずは現状のカーテンの状態を把握しながらホコリを落とします。

カーテンを隅々まで見てみてください。普段では気づかなかった汚れなど発見できるかもしれません。

その際に掃除機やはたきを使用し、カーテンについているホコリや花粉を取り除くことで洗濯の効果をグッと上げてくれます。

カーテンを何回か開け閉めするだけでも多少効果がありますのでやってみてください。

汚れごとの対処法

いくつか汚れが発見できた方もいるかもしれません。

その中でもよく見られるのが黒カビとシミです。それぞれの対処法をご紹介します。

記事の最後には黒カビの予防方法も記載しておりますのでそちらも最後にご確認ください。

カビ汚れの対処法

生地に黒いポツポツとした点があるのが黒カビです。

窓を開けて硬くしぼったタオルで生地を傷めない程度に軽くこすってみてください。

それでも落ちない場合は、「酵素系漂白剤」を使用する方法もありますが、洗濯表示にある「漂白剤使用可否マーク」を必ず確認してください。

シミ汚れの対処法

生地に洗剤をつけ、たたいて染み込ませておきます。

汚れがひどい場合は2度洗いもご検討ください。

酵素系漂白剤は汚れが落ちやすくなりますが、素材によっては傷みや変色の可能性ありますので、目立たない箇所で試してみてからご使用ください。

フックははずす?はずさない?

カーテンレールからカーテンを外し、カーテンからフックを外します。ここではフックをはずす場合とはずさない場合をご紹介します。

フックをはずすやり方

この時にフックがどういう方向で取り付けられているか写真を撮っておくことをオススメします。

フックを付けたまま洗濯するとフックがひっかかって生地の破れなどの原因になりますので、取り外すことをおすすめします。

フックは汚れの状態を見て付け洗いや簡単に水で汚れを流してきれいにしておきます。

カーテンのドレープに沿ってカーテンをジャバラ状に畳んでいきます。

この時に汚れが気になる箇所を上側にすることで汚れが落ちやすくなります。

フックをはずさないやり方

フックが縫い付けられているなどの場合にフックを外さない方法をご紹介します。

  1. フック部を保護するため、カーテン上部を内側に向けて10~15cmほど折り曲げ、2回たたみます。

  2. カーテン全体を端から横向きにくるくると巻きます。

  3. カーテン上部をゴムで束ねます。(てるてる坊主のようになります)

以上がフックを付けたまま洗濯する方法です。

ここまでが「手洗い」「洗濯機洗い」の共通部分です。ここから各洗濯方法に分けて説明します。

洗濯機で洗う

洗濯ネットに畳んで入れてください。

素材によって変わる洗濯方法

〇洗剤・柔軟剤

一般的には「中性洗剤」「おしゃれ着洗剤」がおすすめ、「柔軟剤」を使用することで「静電気防止効果」があるので、花粉やホコリなどの汚れがつきにくくなります。

また、脱水時の洗濯シワを防ぐ効果も。ポリエステルなどの化学繊維はこれで問題ありません。

〇天然素材はご注意を!リネン、コットン

洗剤は先ほど紹介した「中性洗剤」「おしゃれ着洗剤」がおすすめですが、中には漂白剤や蛍光増白剤のようなものが入ったタイプがあり、気付かず使うと色むらや生地の傷みの原因になるのでご注意ください。

天然素材はご注意を!ウール

ウールは型崩れが起こりやすく、シワにもなりやすい繊細な素材です。なるべくクリーニングをおすすめします。

水量は「最大」、水流は「最弱」が鉄則

基本的には洗濯表示にある洗濯コースで設定してください。「手洗いコース」や「ドライ」「おしゃれ着コース」のような弱い水流のもの、水量の多い「毛布コース」もおすすめです。

乾燥機はNG!脱水を15-30秒だけ。

縮みの原因になるのがこの工程です。脱水は15-30秒で乾燥機は絶対に使用しないでください。

手洗い

洗濯液を作る

浴槽や洗面容器などに30度以下の水をはり、中性洗剤、おしゃれ着洗い用の洗剤を混ぜて洗濯液を作ってください。

付け置き

汚れを浮かせるのに、カーテンを洗濯液に浸し、10分ほど放置してください。

汚れの状態によって時間は調整してください。

手押し洗い

生地を手で軽く押しながら、ホコリなどの汚れを洗濯液に溶かし出します。

もみ洗いはシワになるのでおすすめしません。

すすぎ

汚れが溶け出た水を捨て、更に 2〜3 回水を入れ替えながら泡が出なくなるまですすぎます。

乾燥機はNG!脱水を15-30秒だけ。

縮みの原因になるのがこの工程です。脱水は15-30秒で乾燥機は絶対に使用しないでください。

洗濯中に窓周りを掃除しよう

カーテンを取り外してみると普段では気づかなかった汚れが見えてきます。

せっかく綺麗にしたカーテンも窓周りの汚れがついてしまっては努力も水の泡です。

この際、窓周りを全てきれいにしてしまいましょう。

また、洗濯後にフックを取り付けますので、取り付ける場所の床も掃除しておいたほうが安心です。

カーテンレールに吊って自然乾燥

フックを取り付け

洗ってあったフックの水気を拭き取り、写真を撮っている方は写真を見ながらカーテンに取り付けていきます。

カーテンレールに吊るして自然乾燥

乾燥は「陰干し」「風通しの良い場所」が基本です。

カーテンレールに吊るすので直射日光はなるべく避けられる時間帯を選びましょう。

風通しを良くするために、窓を開け、エアコンの除湿、扇風機をあてると効果的です。

また、床に水が落ちることもあるので、事前に新聞紙かタオルをひいておくと安心です。

シワが気になるときはアイロンがけ

    洗濯表示を確認し、アイロンについて記載がある場合はそちらに従ってください。

  1. 縦方向にヒダ山をつぶすようにアイロンをかけてください。
    (ポリエステル100%の場合、温度は120℃から行い140℃まで。スチームアイロンもしくは霧吹きで軽く湿らせてからアイロンをかけてください。)

  2. カーテンを寄せてプリーツだたみの状態で、全体をプリーツに沿って縦方向に軽くアイロンをかけるとより美しく仕上がります。

  3. プリーツだたみの状態で余熱を冷ましてください。

日頃のお手入れ

ほこり・花粉対策

毎日カーテンを開け閉めする習慣を作りましょう。

定期的に掃除機やはたきで掃除するのが良いですが、開け閉めするだけでほこりや花粉はある程度落ちてくれます。

カビ対策

カビの原因は湿気です。特に冬に発生する窓の結露がカビを発生させます。

結露防止シートや新聞紙で結露を吸収させます。気が付いた時に窓を拭くと効果があります。

晴れた日はお部屋を喚起して湿気対策するのがおすすめです。

布製の除菌スプレーもカビの繁殖を抑える効果のあるスプレーもおすすめです。

除菌スプレーには消臭効果もあるため、キッチンのようににおいのつきやすいお部屋のカーテンはこまめにご使用ください。

素材によってシミになる場合もあるので目立ちにくいところで一度試してからご使用ください。

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