
インテリアを上手にトータルコーディネートしたいときにはラグはかかせないアイテムです。
ラグを敷くだけでその空間は魅力的になり、安心感を与え、生活の質を向上してくれます。
今回はラグの「部屋の雰囲気を変える」、「ラグを敷くことで得られるメリット、機能性」、「お手入れ」についてご紹介したいと思います。
お部屋の広い面積を占めるラグは、お部屋の雰囲気を大きく左右するアイテムです。
お部屋のトータルコーディネートを考えた場合、ラグは重要な役割になります。
ツイード柄でクラシカルさ、アンティーク調な色あいでエレガントさ、毛足の長い素材で上品さ、色使いでミッドセンチュリーや北欧など様々な空間を演出します。
製法、素材、毛足の長さによっても光沢感やふんわり感が変わり、見た目や肌ざわりに違いが出るのも特徴です。
お部屋の印象をガラリと変えたい気分のときなどは、まずラグを変えてみるのも良いかもしれません。
余談ですが、カーペットとラグの違いは、カーペットは床全体に敷くもので、ラグは一部の床の上に敷くものです。商品の検索などではご注意ください。
ラグには見た目以外にも、生活の質を向上させる機能性が備わっています。
まずは一般的にラグを敷くことで得られるメリットと、ラグの持つ機能性についてご紹介します。
フローリングのみの床に比べるとラグを敷いた場合にホコリが舞う量に違いがあります。
ホコリにはダニやカビの微生物も含まれるので、舞い上がる量を少なくできることは大きなメリットです。
ラグを敷くとクッション性があるので、物を落とした時の衝撃や、椅子を引きずる音など生活音を和らげる効果があり、生活音の軽減に役立ちます。
柔らかい踏み心地はリラックス感を与えてくれます。
おうち時間が長くなった今、快適な住環境が求められています。
視覚的に空間を区分けする効果があります。
ソファとテーブルにラグを敷けばリビングとなり、ダイニングテーブルにラグを敷けばダイニングとざっくりと空間を認識するようになります。
ラグによってもつ機能性の一部を紹介します。商品によって機能性の有無がありますので、ご購入を検討の際は機能性のご確認をお忘れなく。
長くご利用いただくには日頃のお手入れがかかせません。
細かなゴミやホコリをとるために週に1~2回、毛並みの反対方向に掃除機をかけてください。
バケツ一杯のぬるま湯にキャップ1~2杯の中性洗剤を溶かし、雑巾を固めに絞り、毛並みの反対方向に強く拭いてください。
年に一度は外に持ちだし、カーペットの裏側から棒などで軽くたたき、ゴミやホコリをたたき出して下さい。
その後2~3時間裏返しのまま陰干ししてください。
パイルが飛び出した時には、引き抜いたりせずに、ハサミで丁寧に切りそろえてください。
ダニはあらゆる場所にいますが、日頃のお手入れと換気で繁殖は防げます。
掃除機で週に2回は掃除をお勧めします。
夏の大掃除も効果的です。
風通しを良くしましょう
汚れた場合の対応を分類してご紹介します。
水で固く絞ったタオルで拭いてください。
生クリームやミルク入りのときは、薄い洗剤液で拭いてください。
古いシミは、レモン片か酢で拭くと効果的です。
水またはぬるま湯を、布か綿棒に含ませて、シミを吸い取らせるような感じでたたいてください。
ぬるま湯でも落ちないときは、中性洗剤をご使用ください。
お湯に洗剤を溶かし、それで絞ったタオルで拭きとってください。
もし、跡が残っていたら、アルコールで軽く拭いてください。
紙でとり、酢で拭いてください。
色が残ったらオキシドールで拭いてください。
ティッシュペーパーなどでできるだけ吸い取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。
古いシミはオキシドールで漂白してください。
お湯を含ませた布で拭いてください。
その後、洗剤液で拭いてください。
まだ残るようならアルコールで、拭いてください。
アルコールでこすり取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。
石鹸水で拭いてください。
ひどい汚れはアルコールを歯ブラシにつけて、たたくようにして取り、その後ぬるま湯で拭いてください。
漂白剤入りのクレンザーを盛り上げ、べとべとしたものを吸い取らせてください。
乾いてから掃除機の隙間ノズルで吸引してください。
漂白剤は殺菌作用があり臭気も消えます。
よく乾かして指先で落としてからブラッシングしてください。
その後、洗剤を入れたぬるま湯を含ませた布でたたき落としてから水で拭いてください。
ラグをご使用ならないときには正しい保管方法で長くご利用ください。
型くずれを防ぐために、パイプを芯にして巻いてください。
パイルが寝る方を手前にして必ず内巻きにしてください。
ホコリよけに、ポリ袋か新聞紙でくるんでください。
横に平置きして保管してください。立て掛けたり、上にものを置くと型くずれの原因となります。
防ダニ効果をより高めるために、上記の「カーペットのお手入れ」を実施してから、ホコリが少なく風通しが良い日陰へ保管してください。